財界系シンクタンクIW経済研究所は17日、主要国の製造・建設業のエネルギー効率統計を発表した。それによると、ドイツは1,000ユーロの価値創出に要するエネルギー消費量(石油換算)が76キログラムで、デンマーク(同48キロ)、英国(71キロ)に次ぐ3位につけた。日本は92キロで6位だった。(下のグラフ参照)
IWは国際エネルギー機関(IEA)と経済開発協力機構(OECD)のデータをもとに同統計を作成した。数値は工場設備の性能だけでなく、為替相場、各国製造業内の業種構成比重、工場稼働率、製品の販売価格といった製造技術から独立した要因にも左右されるものの、現時点の条件下での数値と言う意味では一定の妥当性を持つとIWは指摘している。