自動運転バスの実用試験、フランクフルト空港で実施

独自動車保険3位のR+Vは20日、自動運転シャトルバスの実用試験をフランクフルト国際空港で実施すると発表した。自動運転車が近い将来、実用化されることを見据えた取り組みで、包括的なデータを収集したうえで、今後の商品開発に反映させる考えだ。空港以外でも実用試験を実施する。

同空港運営会社フラポートの協力を受けて1週間の実用試験を実施する。トラックや他のバス、自転車、歩行者など様々な交通参加者が行き交う空港で行われる自動運転車の初の実用テストとなる。

車両は仏スタートアップ企業ナビヤ(Navya)の製品を改良したもので、運転席のないロボットバスだ。定員は11人。テストではターミナル1~ターミナル2~フラポート本社を結ぶ区間を走行する。

R+Vは実用試験を通して◇ハードとソフトがスムーズに機能するか◇一般車両が走行する道路を支障なく安全に走行できるか◇搭乗者と他の交通参加者の理解を得られるか◇最適の運行を実現するために必要なインフラは何か◇自動運転車では事故の頻度や被害額が従来型の車両とどう異なるのか――などを検証していく。

上部へスクロール