アシックスは13日、スイスのブルーサイン・テクノロジーズとシステムパートナー契約を締結したと発表した。製品に使用する素材と化学物質の管理をこれまで以上に強化する狙い。日本のブランドで同社のシステムパートナーとなるのはアシックスが初めてという。
同社は今回の契約により、ブルーサインが提供する化学物質管理評価ツール「ブルーサイン・システム」をサプライチェーン全体で活用できるようになる。
同システムは環境に優しい安全な生産基準を設定・管理し、生産プロセスの初期から有害物質の混入を除去することで、持続可能な繊維生産体制の構築をサポートするもので、世界で500社以上が採用している。アシックスはこれを活用することで、より安全な製品を消費者に提供できるようになる。
ブルーサイン・システムは認証済み化学物質のデータベースにアクセスできるツール「ブルーサイン・ブルーファインダー」と、安全な化学物質を使用して製造されたブルーサイン認証済みの生地、付属品、および副資材のデータベースにアクセスできるツール「ブルーサイン・ブルーガイド」で構成される。アシックスのサプライヤーは両ツールを利用することで、化学物質の効果的な使用・管理と持続可能な材料の選択が可能になる。