フリックスブス―米市場進出へ―

長距離路線バス大手の独フリックスブス(ミュンヘン)は8日、米国市場に進出する計画を発表した。米国では公共交通機関の評価が高まっていることから、低料金でサービスを提供し需要を掘り起こす考えだ。

カリフォルニアで事業を展開する考えで、すでに事務所をロスアンゼルスに開設した。今後6~12カ月をかけて消費者の性向やニーズを調べるとともに、バスを実際に運行する現地バス会社と交渉を実施。運行プランを作成する。

フリックスブスは2013年設立のスタートアップ企業だが、独市場が若いこともあり瞬く間にダントツの最大手となった。欧州でもすでに26カ国に進出している。

同社はバスの運行プラン作成と発券を自ら行い、運行自体は提携先のバス会社に委託している。この事業モデルは米国でも維持する考え。現地のバス会社はすでに関心を示しているという。カリフォルニア以外に事業を拡大する計画は現時点ではない。

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