独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独電機業界の9月の新規受注高は前年同月比で8.6%増加した。国内受注が6.8%、国外が同9.9%の幅で拡大した。
1~9月の新規受注高も前年同期比10.2%増と2ケタ台の伸びを記録した。国内が9.4%増、国外が10.8%増と伸び率はともに大きい。
9月の生産高は物価調整後の実質で前年同月比1.2%の伸びとなった。1~9月では前年同期を4.4%上回っている。10月の生産計画では今後3カ月間の生産高を「引き上げる」企業が17%に上り、「引き下げる」は5%にとどまった。
9月の業界売上高(名目)は169億ユーロで、前年同月を2.4%上回った。国内が2.9%増の81億ユーロ、国外は2.1%増の88億ユーロ。
1~9月の業界売上高(同)は前年同期比6.9%増の1,405億ユーロで、内訳は国外が8.9%増の737億ユーロ、国内が4.6%増の668億ユーロだった。
10月の業界景況感指数はこれまでに引き続き高い水準を維持した。今後の見通しを示す期待指数が上昇。現状判断指数はやや落ち込んだ。