オペル―南ア販売強化へ―

8月に仏自動車大手PSAの子会社となった独オペルは23日、南アフリカの流通事業者ユニトランス・オートモティブと販売代理店契約を締結したと発表した。9日に発表した業績改善計画「PACE」に基づき同国販売を強化する考えだ。

ユニトランスは来年1月1日からオペルの新SUV「クロスランドX」を販売。同年上半期中に姉妹モデル「グランドランドX」と小型車「コルサ」の次世代モデルを追加する。

ユニトランスは計35の販売店を通してオペル車を全国で販売。ヨハネスブルクとケープタウンにはフラッグシップ店を開設する。

オペルは小型クロスオーバーSUV「モッカX」をすでに南アで販売している。ユニトランスと手を組むことで現地市場の開拓を加速する考え。

オペルは7月まで親会社であった米ゼネラル・モーターズ(GM)の戦略を受けて、これまでは欧州域外での販売が制限されていた。PACEではグローバル化の推進方針を打ち出しており、2022年までに20以上の国に新規参入する計画だ。

上部へスクロール