ゲームソフト開発の独グッドゲーム・スタジオ(ハンブルク)は7日、スウェーデンの同業スティルフロントが同社を買収することで合意したと発表した。グッドゲームは売り上げの縮小が続いていることから、身売りにより事業の安定化を図る考えだ。取引はスティルフロントが1月に開く株主総会の承認を経て成立する。
スティルフロントはグッドゲームを総額2億7,000万ユーロで買収する。現金3,900万ユーロをグッドゲームのオーナーに支払い、残り2億3,100万ユーロを自社株およそ40%で賄う。グッドゲームの共同設立者であるヴァヴルチネック兄弟はスティルフロントの筆頭株主になる。また、グッドゲームの経営を引き続き行う。
グッドゲームは2009年の設立。当初は「ビッグ・ファーム」「エンパイア:フォー・キングダムズ」などのヒット作品に恵まれたものの、その後は低迷。売上減と従業員削減が続いていた。ピーク時に1,200人に上った従業員は現在235人にまで減少している。今年1-9月期の売上高は7,110万ユーロで、税引き前利益2,200万ユーロを確保した。