メディジーン―米RXiと研究開発提携―

独バイオ企業メディジーン(マルティンスリート)は11日、がん免疫治療の分野で米同業RXiファーマシューティカルズと研究開発提携すると発表した。両社の技術を組み合わせることで治療効果を引き上げられるかを前臨床レベルで検証していく。取引額は明らかにしていない。

メディジーンは人が持つ免疫細胞の一種であるT細胞を用いた独自の技術「T細胞受容体(TCR)がん免疫療法」を持つ。同療法ではT細胞の受容体ががん細胞の抗原と結合するように改変され、結合されたがん細胞は死滅する。

両社はRXiの「自己実現RNA(SD-rxRNA)」という技術をメディジーンの受容体改変T細胞の製造プロセスに統合できるかを調査。TCRがん免疫療法の改善につなげたい考えだ。

上部へスクロール