ピーク・ウント・クロッペンブルク―東欧事業を拡大―

独衣料品販売大手のピーク・ウント・クロッペンブルク(P&C、デュッセルドルフ)が東欧事業を拡大している。国内事業が頭打ちとなるなかで、伸びしろがあるためで、今年はブカレスト、ティミショアラ(以上ルーマニア)、カウナス(リトアニア)、プラハ(チェコ)、ヴロツワフ(ポーランド)に新店舗を開設した。来年以降も同地の店舗数を増やしていく考えだ。同社役員への取材をもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。

2016年のドイツ売上高は14億9,000万ユーロで、前年を1.8%下回った。一方、東欧での売上高は7%強増の6億4,800万ユーロと好調だった。

同社はネット通販を展開するものの、実店舗事業も重視しており、今年は大型店舗にスニーカー専門の売り場を開設した。来年は下着や浴衣を新しいコンセプトで販売する計画だ。

本国ドイツで新店舗も増やす考えで、来春にはミュンヘンのリーム地区で開店。また、アーヘン、アウグスブルク、ボーホルトで店舗の建設を開始する。

同社は計15カ国で事業を展開し、店舗数は140カ所に上る。従業員数は1万6,350人。

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