フェイスブックに独占的地位濫用の疑い、独当局が調査

ドイツ連邦カルテル庁は12月19日、SNS大手の米フェイスブックを独占的な地位濫用の疑いで調査していることを明らかにした。外部サイト・アプリの利用データをフェイスブックが収集・利用することの承認をサービス利用の条件としていることを問題視している。

フェイスブックを利用するためにはユーザー登録しなければならない。ユーザーはその際、外部サイトなどを閲覧したデータをフェイスブックが収集・利用することを無条件で承認することを求められ、受け入れないユーザーはサービスを利用できない。

カルテル庁はフェイスブックが独SNS市場で独占的な地位を占めていることを問題視。ユーザーにはフェイスブックに代わるSNSがないことから、フェイスブックによるデータ収集・利用を拒否できない状況にあるとして、同社を独占的な地位濫用の疑いで調査している。フェイスブック内でのユーザーデータを同社が収集・利用することについては問題視していない。

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