アウト・アインツ―ソフトバンクが出資―

ソフトバンクが自動車販売ポータルを運営する独アウト・アインツ(ベルリン)に資本参加する。英『フィナンシャル・タイムズ』紙などが報じ、アウト・アインツが15日に追認したもので、中東の政府系ファンドやアップル、シャープなどと昨年、共同で設立した投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を通して4億6,000万ユーロを出資する。

アウト・アインツは6年前に設立された新興企業で、中古車を買い取ってディーラーに販売する事業モデルを採用。世界30カ国以上で事業を展開している。計3万5,000のディーラーと取引を行い、2016年には15億ユーロを売り上げた。今回調達する資金により車両買い取り、ディーラー向け融資、国外事業を強化する。

アウト・アインツは昨年5月にもターゲット・グローバルなどの投資会社から計3億6,000万ユーロを調達した。ソフトバンクは同社の時価を29億ユーロと評価して今回の出資を行った。アウト・アインツの監査役会に役員1人を送り込む。

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