スイス食品大手のネスレ(ヴェヴェイ)がオーストラリアで展開するチョコバーブランド「バイオレット・クランブル」を現地同業ロベルムメンツに売却する。メディアが報じ、同社が追認したもので、同国のチョコバーブランドを「キットカット」「ミルキーバー」に集約する。売却金額は明らかにしていない。
バイオレット・クランブルは1913年に立ち上げられた歴史あるブランド。ネスレは1989年、英食品大手ラウントリーズの買収に伴い同ブランドを取得した。
ネスレは事業の整理を進めており、米国チョコレート菓子事業についても今年第1四半期中に売却契約を締結する見通しだ。