ドイツ連邦統計局のデータをもとに情報通信業界連盟(Bitkom)が10日発表した2017年1-9月期の情報通信(ICT)機器(娯楽家電を含む)の輸出高は前年同期比9%増の275億ユーロと大きく伸びた。ITハードウエアが20%増の141億ユーロと全体をけん引。娯楽家電は3%増の33億ユーロ、通信機器は横ばいの101億ユーロだった。
最大の仕向け先国はチェコで、前年同期比51%増の23億2,200万ユーロに上った。上位は欧州諸国が占めており、トップ10に入った欧州以外の国は米国(6位)だけだった。
情報通信機器の輸入高は449億ユーロで、前年同期を11%上回った。最大の輸入先国は中国で、205億7,500万ユーロを記録。2位のオランダ(25億2,800万ユーロ)の8倍以上に達した。