ビール出荷高、昨年は2.5%減少

ドイツ国内の醸造所・倉庫から昨年出荷されたビール(ノンアルコールビールとEU域外からの輸入品を除く)の量は9,350万ヘクトリットルとなり、前年比で2.5%減少した。比較対象の16年はサッカー欧州選手権の効果で需要が膨らんでおり、その反動が出た格好。ビールに炭酸水などを混ぜたミックスビールは1.2%減の400万ヘクトリットルで、出荷に占める割合は4.2%だった。

課税対象となる国内向け出荷は2.3%減の7,720万ヘクトリットルで、出荷全体に占める割合は82.6%だった。課税対象とならない輸出と醸造所内での消費は計1,630ヘクトリットルで、3.1%減少した。輸出の内訳は欧州連合(EU)向けが2.4%減の970ヘクトリットル、EU域外向けが4.1%減の650万ヘクトリットルだった。

ドイツのビール出荷量は長期減少が続いており、1993年に比べると2017年は16.6%落ち込んだ。国内が26.6%縮小し足を強く引っ張っている。輸出は135.1%増加した。

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