実質賃金上昇率が大幅鈍化、インフレ加速で昨年0.8%に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2017年の実質賃金上昇率は前年比0.8%(暫定値)となり、前年の同1.8%から大幅に鈍化した。名目賃金の上げ幅は前年の2.3%から2.5%(同)へと拡大したものの、インフレ率が同0.5%から1.8%へと大きく上がったことから、実質賃金の伸びが押し下げられた。(表を参照)

統計局によると、07年以降の名目賃金の上昇率は年2.3%、インフレ率は同1.3%で、実質賃金の伸び率は同1.0%だった。

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