鉄道の一部区間で所要時間が長く、路線工事で

ドイツ鉄道(DB)は15日、路線や駅など鉄道インフラに今年は過去最大の93億ユーロ(前年85億ユーロ)を投資すると発表した。老朽化した設備を更新するとともに、今後の需要拡大に対応できる輸送網を構築する考え。工事に伴い一部の区間で所要時間が長くなり、乗客にしわ寄せが出る。

工事の影響は近距離鉄道と長距離鉄道の両方で出る。長距離では例えばハノーバー~ハンブルク間の所要時間が7月6日から8月6日にかけて約30分、長くなる。工事はこのほか、ハノーバー~ゲッチンゲン間(8月31日~12月8日)、ケルン~デュッセルドルフ空港間(4月9日~10月8日)、フランクフルト~ギーセン~カッセル間(6月25日~8月13日)、フランクフルト地区(9月8日~12月8日)、シュツットガルト~ウルム間(7月21日~8月25日、10月25日~11月9日)、ミュンヘン~ザルツブルク間(5月19日~7月29日)、ヴュルツブルク~ニュルンベルク間(7月6日~10月7日)、ニュルンベルク~アウグスブルク間(6月15日~11月19日)、ニュルンベルク~パッサウ間(9月11日~11月19日)などで行われる。工事に伴う所要時間の変更は時刻表にあらかじめ組み込まれているため、遅延扱いとはならない。