ドイツ連邦統計局は23日、2017年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は0.6%で、速報値と変わらなかった。成長をけん引したのは輸出で、2.7%%増加。輸入成長率(2.0%)を上回った。
内需は0.1%増と小幅な伸びにとどまった。設備投資が0.7%、政府最終消費支出が0.5%増加したのに対し、建設投資は0.4%減少し2四半期連続でマイナスとなった。民間最終消費支出は横ばいにとどまった。
GDP成長率0.6%に対する項目別の寄与度をみると、外需(輸出-輸入)は0.5ポイントと大部分を占めた。第3四半期(寄与度0.4ポイント)に引き付き経済成長に大きく貢献した。
内需では政府最終消費支出がわずかに0.1ポイント寄与。その他の項目はプラス成長に貢献しなかった。(下の表を参照)