独塗料・印刷インク業界連盟(VdL)が19日の年次記者会見で発表した独業界の2017年の販売量は前年比1.4%減の170万トンへと落ち込んだ。産業塗料は全般的に好調だったものの、建設塗料と印刷インクが不振で、全体が押し下げられた。業界売上高は原料価格の上昇分を川下に部分転嫁したことから0.2%増加した。
産業塗料の販売量は約1%増加した。電機産業向けが3.5%、機械産業向けが3.0%それぞれ増えて全体を押し上げた。自動車産業向けは2.0%減と振るわなかった。
印刷インクは5.2%減と大きく落ち込んだ。出版向けの不振が響いたという。
建設塗料は1.5%減だった。
今年は販売量で1%増、売上高で3%増を見込む。販売量は産業塗料で2%増、建設塗料で1%増、印刷インクで1%減を予想している。(グラフ参照)
VdLは原料価格の上昇が業界企業の利益を強く圧迫していることを指摘した。上げ幅は特に白色塗料の原料である二酸化チタンで大きく、2016年夏からこれまでに約40%上昇したという。