航空客が過去最高に、アフリカ向けがけん引

独主要24空港発の旅客機を昨年、利用した乗客の数は前年比5.1%増の1億1,762万人となり、過去最高を更新した。国内線は横ばいの2,374万人にとどまったものの、全体の8割を占める国際線が6.5%増の9,389万へと拡大。特にアフリカ向けは35.2%増の323万人と大きく伸びた。

アフリカ向けをけん引したのはエジプトで、69.1%増の139万人へと拡大。モロッコも27.3%増の50万人と好調だった。

欧州国際線の利用者は7,328万人で、6.0%増加した。ギリシャ向けが19.2%増の347万人、ポルトガル向けが16.4%増の約250万人と特に好調だった。トルコは政情不安を受けて3.6%減の621万人へと落ち込んだ。

欧州最大の旅行先国はスペインで、1,412万人(3.3%増)に上った。これに英国(5.1%増の730万人)、イタリア(6.2%増の696万人)、トルコ、フランス(5.9%増の381万人)が続く。

アジア向けは5.4%増えて902万人となった。イスラエルが12.7%増の71万人と大きく拡大。日本は4.1%増の69万人、中国(香港を含む)は5.6%増の154万人、韓国は7.1%増の43万人、インドは9.1%増の71万人だった。

アメリカ大陸向けは3.6%増の836万人。同地最大の旅行先である米国は557万人で、4.1%増加した。

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