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2018/3/7

経済産業情報

世帯のエネルギー消費2年連続拡大、16年は1.4%増に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が1日発表した一般世帯の2016年のエネルギー消費量は気温調整後の実質で6,650億キロワット時(自動車燃料を除く)となり、前年比で1.4%増加した。増加は2年連続。全体の70%強を占める暖房が2.2%増 […]

ドイツ連邦統計局が1日発表した一般世帯の2016年のエネルギー消費量は気温調整後の実質で6,650億キロワット時(自動車燃料を除く)となり、前年比で1.4%増加した。増加は2年連続。全体の70%強を占める暖房が2.2%増加したことが響いた。

16年のエネルギー消費量を10年と比較すると、0.3%減少した。暖房で0.3%減少したことが大きい。減少幅では照明(20.7%)、料理・乾燥・アイロン(8.9%)、家電(6.5%)が大きかった。温水は9.8%増加した。

1平方メートル当たりの暖房用エネルギー消費量は10年に比べて3.9%減少した。それにもかかわらず全世帯の同消費量の減少幅が0.3%にとどまったのは、人口が2.6%増えたほか、一世帯当たりの人員数が減少したためだ。暖房消費量は人口増により2.5%、平均世帯人員数の減少により1.0%それぞれ押し上げられたという。