ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が9日発表した1月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。エネルギー業が3.3%減、建設業が2.2%減と振るわなかったことが響いた格好。製造業は0.6%の伸びを確保した。
製造業では消費財が2.0%増加、投資財も1.4%拡大した。中間財は1.2%減となり、3カ月ぶりに落ち込んだ。
鉱工業生産指数を特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、12月~1月は前の期の10~11月を0.8%上回った。製造業で1.5%伸びたことが大きい。昨年5月から弱含みが続く建設業は2.2%減と振るわなかった。