独電気電子工業会(ZVEI)が13日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比で14.1%増加した。ユーロ圏外が19.1%増えて全体をけん引。ドイツを除くユーロ圏(12.8%増)と国内(11.0%増)も2ケタ台の伸びを記録した。
1月の生産高は物価調整後の実質で10.3%拡大した。業界企業を対象に2月に実施したアンケート調査では増産を計画しているとの回答が30%に上り、減産の3%を大幅に上回った。
1月の業界売上高は11.2%増の157億ユーロへと拡大した。内訳はユーロ圏外が14.6%増の52億ユーロ、ドイツを除くユーロ圏が9.4%増の30億ユーロ、国内が9.6%増の75億ユーロだった。
2月の業界景況感は横ばいを保った。現状判断にやや陰りが出たものの、今後の見通しはやや明るさを増した。
ZVEIは今回、2017年の業界売上高を1,913億ユーロとし、2月に提示した1,912億ユーロから上方修正。新規受注の伸び率も9.7%から9.8%に引き上げた。実質生産高については前年比4.7%増から同4.5%増へと下方修正した。