電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は26日、仏ITサービス大手アトスとの戦略協業を強化すると発表した。データ解析、人工知能、IoTサービス、サイバーセキュリティなどの分野で協力関係を緊密化し、顧客企業のデジタル化対応を支援していく。
シーメンスは2011年、ITサービス子会社SISをアトスに8億5,000万ユーロで売却した際、対価の一部をアトス株と転換社債で受け取った。アトスに現在、約15%出資している。
両社は事業面でも協業しており、これまでに共同で獲得した受注高は25億ユーロを超えた。今後はマーケテイングの共同化、共同技術革新・投資プログラムの拡大(1億ユーロ増の3億3,000万ユーロ)を通して協働を強化していく。