ドイツ連邦統計局が16日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比1.2%増となり、上げ幅は前月(同1.2%)と同じ低い水準にとどまった。石炭・石油が1.3%下落。コーヒー・茶・カカオ・香辛料(10.7%減)とペット・家畜(3.7%減)も前年同月を下回った。
鉱石・金属は3.4%上昇し、最大の物価押し上げ要因となった。このほか、化学品(8.0%増)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(5.6%増)、果物・野菜・じゃがいも(2.3%増)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(2.3%増)、たばこ(2.0%増)で平均を上回る伸びを記録した。
卸売物価は前月比では変動がなかった。ペット・家畜が8.5%、果物・野菜・じゃがいもが1.5%、穀物・葉たばこ・種子・飼料が1.4%上昇したのに対し、石炭・石油は2.2%、鉱石・金属は0.6%低下した。化学品は0.2%増だった。