トルンプ―電動車の普及でレーザー需要拡大―

工作機械・レーザー大手の独トルンプ(ディッチンゲン)は11日に開催した自社製品見本市「インテック」で、電動車の普及拡大に伴い同社のレーザー事業が大幅に拡大する見通しを明らかにした。電動車向け電池パックを隙間なく溶接加工するためには高精細な制御を行うレーザー装置が必要不可欠なためで、レーザー部門の統括責任者は「わが社は正しい生産方式を持っている」と強調した。

トルンプが自動車産業との取引で得る売上高は現在、約2億5,000万ユーロ。レーザーはその10%で、規模は拡大傾向にある。電池製造向けにはこれまでにレーザー装置500台を販売したという。

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