外国人の増加幅が縮小、昨年は5.8%に

連邦統計局が12日発表したドイツ在住の外国人の数は昨年、前年比5.8%増の1,062万4,000人となり、4年来の低い伸びを記録した。難民流入の減少が反映された格好。2015年と16年は増加幅が2ケタ台に達していた。

難民の減少を受けて、欧州連合(EU)域外の外国人は2.8%増の592万3,000人と小幅な伸びにとどまった。純増数は16万3,000人で、難民の主な出身国であるシリアは前年の同26万人から6万1,000人に減少。イラクとアフガニスタンもそれぞれ9万1,000人から1万7,000人、11万9,000人から5,000人へと後退した。

増加率が最も大きかった出身地域は04年以降の欧州連合(EU)加盟国で、前年比12.5%増の262万7,000人に拡大。7年連続で2ケタ台の伸びを記録した。

これら新規加盟国の外国人は07年からの10年間では185.7%増加した。増加幅は特に経済水準が低いルーマニア(636.3%)とブルガリア(563.0%)の国籍保有者で大きい。

東方拡大前からEUに加盟する国の国籍保有者は6.6%増の207万5,000人だった。

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