AI分野で研究機関や大学の連携強化へ

ドイツのメルケル首相は22日、ハノーバー産業技術見本市の開幕式で講演し、人工知能(AI)分野で国内の研究機関や大学の連携を強化する意向を表明した。AI分野で中国が2030年までに世界を主導する国になることを目指していることを踏まえた措置で、「我が国は張り合い(中国の)先を行きたい」と明言した。企業の競争力を高めるために、研究開発費の税優遇制度を今政権中に実現することも強調した。

同見本市は近年、製造業のデジタル化(インダストリー4.0)を背景にIT企業の参加が増えており、今年は米グーグルとオラクルが初出展した。出展者数は約6,000社。メキシコがパートナー国となっている。来年のパートナー国は公表されていないものの、スウェーデンであることが公然の秘密としてすでに知られている。

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