ドイツ連邦雇用庁(BA)が4月27日発表した同月の失業者数は238万4,000人で、前月を7万4,000人下回った。4月は春の進展で気温が高くなることから失業者が減少するという事情があるものの、季節要因を加味した実質でも7,000人減少しており、労働市場はこれまでに引き続き改善している。失業率は5.3%(名目)で、前月を0.2ポイント下回った。前年同月比の失業者の減少幅は18万5,000人に上った。
国際労働機関(ILO)基準の3月の失業者数は150万人で、失業率は3.5%だった。
4月求人件数は78万4,000件で、前年同月から7万8,000件増加。前月比でも実質2,000件拡大した。求人指数BA-Xは251で、前月と同水準だったものの、水準自体は極めて高く、前年同月からは19ポイント上昇した。