電機業界輸出、2月は増加幅小さく

独電気電子工業会(ZVEI)が4月26日発表した独業界の2月の輸出高は前年同月比1.7%増の157億ユーロとなり、2016年7月以来の小幅な伸びにとどまった。ユーロ圏外向けが1.2%減の107億ユーロへと後退したことが響いた格好。ユーロ圏向けは8.3%増の50億ユーロと好調だった。

ユーロ圏外では中国に次いで2番目に大きな輸出先である米国が1.7%減の13億ユーロへと縮小。スウェーデン(26.2%減の3億8,100万ユーロ)、韓国(9.6%減の2億400万ユーロ)、チェコ(4.7%減の7億400万ユーロ)、日本(2.6%減の2億7,100万ユーロ)、英国(1.8%減の8億8,200万ユーロ)、スイス(0.3%減の5億4,100万ユーロ)も振るわなかった。ハンガリー(15.6%増の4億9,900万ユーロ)、ロシア(14.9%増の3億400万ユーロ)、ルーマニア(7.2%増の3億600万ユーロ)、トルコ(6.5%増の2億4,200万ユーロ)は好調だった。

ユーロ圏ではアイルランド(63.3%増の1億4,300万ユーロ)、ラトビア(33.8%増の1,800万ユーロ)、エストニア(21.7%増の2,900万ユーロ)、ポルトガル(20.5%増の1億3,700万ユーロ)、スロベニア(15.1%増の7,100万ユーロ)、オランダ(15.1%増の8億7,000万ユーロ)、イタリア(12.4%増の7億6,400万ユーロ)向けが大きく伸びた。

1~2月の輸出高は330億ユーロで、前年同期を6.8%上回った。ユーロ圏向けが10.4%増の106億ユーロに拡大。ユーロ圏外向けも5.2%増えて224億ユーロとなった。

上部へスクロール