第1四半期GDP、建設投資と個人消費がけん引

ドイツ連邦統計局は24日、2018年1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は0.3%で、速報値と変わらなかった。成長をけん引したのは内需で0.4増加。輸出と輸入は振るわず、それぞれ1.0%、1.1%落ち込んだ。

内需では建設投資が2.1%増、設備投資が1.2%増と伸び率が大きかったほか、民間最終消費支出(個人消費)も0.4%増となり3四半期ぶりの高い伸びを記録した。政府最終消費支出は0.5%減となり、およそ5年ぶりに後退した。

GDP成長率0.3%に対する項目別の寄与度をみると、内需が0.4ポイントに上ったのに対し、外需は-0.1ポイントと足かせになった。内需では民間最終消費支出と建設投資がそれぞれ0.2ポイント、設備投資が0.1ポイント、政府最終消費支出と在庫調整等が各-0.1ポイントだった。(下の表を参照)

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