BMW―中国電池工場を拡張―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は28日、中国の合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)が瀋陽大東区の車載リチウムイオン電池工場を拡張すると発表した。同電池工場は昨年10月に開設されたばかり。現地の電動車需要が大きいことから、電池の生産能力を引き上げる。同工場に隣接するBBAの組み立て工場では電気自動車「BMW i3」が2020年から生産されることになっている。

BMWはグループ販売台数に占める電動車の割合を2025年までに15~25%へと引き上げる目標を掲げていることから、その実現に必要な電池の製造拠点を主要市場の中国に昨年、設置した。同社の電池工場は独ディンゴルフィング、米スパータンバーグに次いで3カ所目。

電池工場では外部企業から調達したセルを検査したうえでモジュール化。さらに電線、制御機器、冷却装置を取り付けたうえでアルミ製のカプセルに入れ電池パックを作製する。

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