ドイツ連邦雇用庁(BA)が5月30日発表した同月の失業者数は前月を6万8,000人下回る231万5,000人となり、統一後の最低を更新した。求人はこれまでに引き続き多く、デートレフ・シェーレ長官は「労働市場の上向き基調は今後も続く」との見方を示した。失業率は0.2ポント減の5.1%へと低下した。
失業者数は前年同月比では18万2,000人減少した。季節要因を加味した前月比でも1万1,000人少なくなっている。
国際労働機関(ILO)基準の4月の失業者数は151万人で、失業率は3.5%だった。
5月の求人件数は79万3,000人で、前年同月を7万8,000人上回った。季節要因を加味した前月比でも5,000人増加している。求人指数BA-Xは253となり、前月から2ポイント上昇。前年同月に比べると20ポイント高くなった。