JAB―ファーストフードの英プレタ・マンジェを買収―

ルクセンブルクに本社を置く独富豪ライマン家の投資会社JABホールディングは5月29日、ファーストフードチェーンの英プレタ・マンジェを買収すると発表した。JABは投資対象の重心を高級ブランドからコーヒーやファーストフードなど飲食系に移しており、その流れで今回の買収を決めたもようだ。投資会社ブリッジポイントなどからプレタの過半数資本を譲り受ける。メディア報道によると、買収金額は15億ポンド。今夏中の買収手続き完了を見込む。

プレタはサンドイッチやサラダを販売。ベジタリアンメニューも取りそろえる。合成添加物を含まない原材料を用いて店内の厨房で手作りするのがセールスポイントだ。英国、米国、中国・香港、フランスに計530店舗を展開。売上高は8億7,900万ポンドに上る。

上部へスクロール