車載電池セルの有力メーカーである中国の寧徳時代新能源科技股(CATL)が独中部のテューリンゲン州に電池セル工場を設置する可能性が出てきた。同州のヴォルフガング・ティーフェンゼー経済相が明らかにしたもので、州政府は現在、誘致交渉を進めている。CATLは報道内容へのコメントを控えている。
CATLは欧州にセル工場を建設する考えで現在、候補地の選定作業を行っている。ドイツではテューリンゲン州エアフルトが候補となっており、ティーフェンゼー経済相は誘致実現に向けて「あらゆることを行う」と明言。補助金交付の考えを示唆した。
メディア報道によると、投資額は当初、1億ユーロのケタ台の後半で、最終的には最大10億ユーロに達するという。
ティーフェンゼー経済相は先ごろ、訪中した。この時にCATLの役員と会談したもようだ。