ドイツのアンドレアス・ショイアー連邦交通相は11日、自動車大手のダイムラーに計77万4,000台のリコール(無料の回収・修理)を命令すると発表した。同社に対しては交通省傘下の連邦陸運局(KBA)が5月下旬に4,923台のリコールを命じおり、対象数は大幅に拡大することになった。
KBAは5月23日、ダイムラーのトランスポーター、「ヴィート」のエンジン制御ソフトウエアに違法な機能が搭載されているとしてリコールを命じた。その後の調査でSUV「GLC 220d」とセダン「C 220d」でも違法機能の搭載が確認されたことから、リコールの規模を拡大する。
ドイツでは23万8,000台が該当する。