BMW―上海にR&D拠点開設―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は15日、上海に研究開発(R&D)センターを開設した。中国市場向け製品・サービスを現地で手がける戦略に基づく措置。同社は昨年10月に瀋陽、今年5月にも北京にR&D拠点を開設しており、1年以内に同国に3つの研究開発拠点を新設したことになる。

上海の新拠点では自動運転、デジタルサービス、未来志向の斬新なデザインの3分野に重点を置いて研究開発に取り組む。開発要員は200人強で、ビッグデータ、ロボット、人工知能(AI)、マンマシンインタフェース、機械工学、ビジネスモデル開発、経済学の専門家。

同拠点は(1)デジタル製品・サービス、(2)コネクテッド・自動運転ラボ、(3)デザインワークス・スタジオ、(4)大学やスタートアップ企業、ハイテク企業と連携して巨大都市でのモビリティ、技術革新、中国顧客が利用する車両のデータ解析を行うテクノロジーセンターの計4部署で構成される。各部署は相互に連携するほか、BMWが世界で展開する他の拠点とも緊密に協働する。

同社はドイツ、米国、日本、韓国、中国の計13の都市にR&D拠点を持つ。中国のR&Dネットワークはドイツとともに最大の規模を持つという。¥

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