SAP―18年予測引き上げ、クラウド好調で―

ソフトウエア大手の独SAP(ヴァルドルフ)は19日の決算発表で、2018年12月期の業績見通しを引き上げた。クラウド事業が好調なためで、売上高(為替変動調整ベース)の予想レンジを従来の「248億~253億ユーロ」から「249億7,500万~253億ユーロ」へと上方修正。営業利益(同)も「73億5,000万~75億ユーロ」から「74億~75億ユーロ」へと引き上げた。業績予測の上方修正は今年2度目。

18年4-6月期(第2四半期)の売上高(同)は60億1,400万ユーロで、前年同期を10%上回った。クラウド事業が40%増の12億2,700万ユーロと大きく伸びて全体をけん引。主力のソフトライセンス・サポート事業は3%増の37億3,100万ユーロと小幅な伸びにとどまった。

営業利益(同)は12%増えて16億4,000万ユーロとなった。税引き後利益(為替変動調整前ベース)は5%増の11億7,300万ユーロだった。

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