銀行業界の就労者が一段と減少、昨年は-3.8%に

民間銀行雇用者団体(AGV Banken)は24日、独銀行業界の就労者数が昨年は前年比3.8%減の58万6,250人となり、これまでに引き続き縮小したと発表した。経済のデジタル化を受けて事業モデルを転換していることが反映された格好。減少幅は前年の2.9%を上回った。

民間銀行の就労規模は15万8,100人となり、前年比で4.8%落ち込んだ。実店舗での単純な業務を中心に人員削減を進めていることが背景にある。各行はITや規制、コンプライアンスなど高度な専門能力を持つ人材の採用を強化しているものの、業界全体の雇用縮小を相殺していない。

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