公的債務が2兆ユーロ未満に

ドイツ連邦統計局が2日発表した2017年末時点の公的債務残高は前年同日比2.1%減の1兆9,672億ユーロへと低下した。2兆ユーロを下回るのは現在の統計方式が始まった10年以降で初めて。好景気と雇用の拡大を背景に税収と社会保険料収入が増加しており、債務残高は連邦(国)、州、市町村、社会保険機関ですべて減少した。欧州統計局ユーロスタットによると、同国の公的債務残高の対国内総生産(GDP)比率は64.1%となり、前年を4ポイント以上、下回った。

債務残高の減少率が最も大きかったのは社会保険機関で、6.9%に上った。州は同3.7%、市町村は3.5%、連邦は1.2%だった。

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