エキサイト―IPOを凍結―

半導体産業向けのクリーンルームを手がける独エキサイト(Exyte、シュツットガルト)は5日、新規株式公開(IPO)計画を無期延期すると発表した。市場環境が適切でないためと説明している。同社が求める公開価格と投資家の提示額が大きく食い違っていたもようだ。

エキサイトは9月下旬、IPO計画を発表した。モノのインターネット(IoT)などを背景に半導体の需要が長期的に拡大すると予想。過半数未満の株式を売り出す考えだった。

同社は独エンジニアリング大手M+Wグループの完全子会社。M+Wグループは8月1日付でエキサイトを設立し、中核事業を移管した。

上部へスクロール