5G通信網で独テレコムとテレフォニカが協業

電気通信大手のドイツテレコムと西テレフォニカの独法人は8日、国内の次世代通信(5G)網の構築で協業すると発表した。両社は無線基地局と最寄りの拠点施設(交換局)を結ぶバックホール回線の分野ですでに協業しており、協力関係を拡大する。

5Gでは通信速度で10ギガビット毎秒(10Gbps)以上、通信の遅延で1ミリ秒以下という高度な性能を要求される。これを実現するためには無線通信を高速の固定ネットワークである光ファイバー通信網に接続する必要があるものの、光通信網の構築コストは極めて高い。

このためテレフォニカはテレコムの光通信網を利用して5Gサービスを実現することにした。テレフォニカがドイツに持つ無線基地局をテレコムの光通信網に接続する。長期的には少なくとも5,000カ所の基地局をテレコムの通信網とつなぐ計画だ。

テレコムはテレフォニカから接続料金を受け取り、自社の通信網拡大に充てる。

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