独電気電子工業会(ZVEI)が12月19日発表した同国電機業界の10月の輸出高は前年同月比14.2%増の192億ユーロと大きく拡大した。先進国向けが14.4%増の124億ユーロ、新興国向けが13.9%増の68億ユーロとともに好調だった。
地域別ではラテンアメリカ(22.1%増の6億ユーロ)、東南アジア(17.2%増の34億ユーロ)、ユーロ圏(12.8%増の61億ユーロ)が2ケタ台の伸びを記録した。
1~10月の輸出高は1,760億ユーロで、前年同期を5.9%上回った。先進国向けが5.2%増の1,139億ユーロ、新興国向けが7.2%増の621億ユーロに拡大。ユーロ圏向けは7.1%増えて567億ユーロとなった。東南アジア向けは10.1%増の317億ユーロと好調だった。
輸出高を仕向け先国別でみると、最も大きかった中国で、12.3%増の175億ユーロに拡大した。2位は米国(3.2%増の148億ユーロ)、3位はフランス(3.9%増の106億ユーロ)。4位以下はオランダ(10.2%増の89億ユーロ)、英国(0.1%増の86億ユーロ)、チェコ(10.7%増の82億ユーロ)、ポーランド(9.0%増の81億ユーロ)、イタリア(11.3%増の79億ユーロ)、オーストリア(4.2%増の72億ユーロ)、スイス(1.8%増の56億ユーロ)が続いた。