ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の4月の新規受注高は前年同月を実質11%下回り、5カ月連続で落ち込んだ。国内受注が15%、国外が同9%の幅で低下。国外はユーロ圏外が10%減、ユーロ圏が6%減だった。VDMAのエコノミストは、大きな経済圏間の通商摩擦と、多くの局地的な政治危機を背景に顧客産業で新規発注見合わせの動きが広がっていると事情を説明した。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみても、2~4月の新規受注高は前年同期比で実質10%減少した。国内が10%、国外が11%減少。国外の内訳はユーロ圏が8%減、ユーロ圏外が12%減だった。