ドイツで昨年新築された住宅10万7,200件のうちメイン暖房に再生可能エネルギー設備を利用するのは約半数の47.2%に上ることが、連邦統計局の発表で分かった。前年の同43.3%から3.9ポイントの増加で、ガス(4.4ポイント減の43.0%)を抜いて初めて1位に躍り出た。地域熱や石油、電力などその他のエネルギーは9.8%で、前年から0.5ポイント上昇した。
メイン暖房として利用される再生エネ設備のうち最もシェアが高いのは大気や水から熱エネルギーを回収するヒートポンプで、71.1%に上った。これに地熱設備が16.1%で続いた。
再生エネ設備を何らかの形(メイン暖房ないし副次的な暖房)で利用する新設住宅は全体の66.6%を占めた。副次的な暖房としては太陽熱と木材(薪や木質ペレット)の人気が高く、シェアはそれぞれ15.1%、14.7%に上った。