自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は25日、人工知能(AI)などを活用したハイテクロボットを開発・製造する中国の新興企業メガロボ(MegaRobo)にベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタル(RBVC)を通して資本参加すると発表した。メガロボの技術が生産オートメーションの効率アップに寄与すると判断し、出資を決めた。出資額と出資比率は明らかにしていない。
メガロボは北京に本社を置く従業員100人強の企業。独自開発の制御技術を持ち、同分野の特許は約100件に上る。同社製品はすでにラボ自動化、スマート小売、製造現場で利用されている。今後はAIおよび、画像の取り込みと処理に基づいて機器を動作させるマシンビジョン技術をベースに、反復作業を繰り返す従来型の産業用ロボットとは異なる新たなロボットを開発していく。