中国のスマートフォン大手オッポ(欧珀)が欧州事業の統括拠点を独西部のデュッセルドルフに開設する。同市がウェブサイトで21日に明らかにしたもので、陳明永最高経営責任者(CEO)は中国を訪問中のトーマス・ガイゼル市長に「欧州センターを近く、グラーフ・アドルフ広場に開設し、そこを拠点に欧州市場での地歩を3年以内に固める」意向を表明した。
今夏中に同拠点を立ち上げる。従業員数は当初200人で、5年以内に400~500人へと増やす予定だ。デュッセルドルフは欧州主要都市への直行便が充実しているうえ、同市とその周辺にはボーダフォン、ドイツテレコム、テレフォニカなど通信大手の拠点があることから、白羽の矢を立てたもよう。
ドイツ市場では5年以内に販売台数を400万台へと引き上げ、シェア15%の獲得を目指す。