Bosch:ボッシュ―車載電池の消耗抑制サービスを開始―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は9日、車載電池の消耗を最低限に抑制するクラウドサービスを開始すると発表した。消耗を最大20%抑えることができるとしている。すでに中国のライドシェア大手滴滴出行を顧客として獲得した。

電池は充電の仕方の走行スタイル、外気温などの影響で消耗が早まることが分かっている。このため消耗を最低限度に抑えるためには、適切な管理を通して電池のストレスを下げることが必要になる。

ボッシュはこれを踏まえ、車載電池の状態をクラウド上の人工知能(AI)で常時、監視・分析し、最も適した充電方法や走行方法をリアルタイムで知らせるサービスを開発した。例えば、外気温が極めて高い、ないし低い状態で100%充電すると消耗が加速することから、顧客はそうした場合、フル充電を回避できるようになる。

ボッシュは電池の状態を把握するだけでなく、余命を予測する技術も世界で初めて開発したとしている。

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