ドイツのホテルのインターネット環境に対する宿泊客の満足度が低いことが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の消費者アンケート調査で分かった。それによると、インターネットの質に不満との回答は46%と約半数を記録。無線LAN接続についても37%が不満と答えた。Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事は、旅行中こそレストランや行楽先を検索する必要性が高まると指摘。また、休暇中の体験をSNSで有人や家族と共有する観光客は多いとして、宿泊事業者に再考を促した。
さらに、無料無線LANサービスの有無をホテル選びの基準とする旅行者が増えている現実を挙げ、無線LANサービスの提供をロビーに制限したり、有料制とするホテルはそれだけで顧客を喪失することになると注意を促した。
アンケートは16歳以上のドイツ在住者1,004人を対象に実施された。