ルフトハンザドイツ航空で本来の機内食を乗客に提供できない不手際が起きていることが9日、明らかになった。機内食子会社LSGスカイ・シェフズが従業員不足で十分な量の食事を作れなくなっていることが原因。メディア報道によると、エコノミークラスではコーヒーなどの温かい飲料が提供されないうえ、サンドイッチの代わりにチョコケーキが配られているという。
ミュンヘンとフランクフルトにある機内食工場で従業員の病欠が増えたことから、LSGからルフトハンザへの供給が不足。ルフトハンザはこれを受け、フライト時間3時間以下の便で機内食の制限を行っている。日本向けなどの長距離便では支障が出ていない。
ルフトハンザはLSGの収益力が弱いとして同子会社を売りに出している。これを不満に思うLSGの従業員が抗議の意思で病欠しているかどうかは明らかにされていない。