Kion:キオン―リチウムイオン電池の合弁生産へ―

フォークリフト大手の独キオン(フランクフルト)は11日、リチウムイオン電池システムの有力メーカーである独BMZホールディングと共同でフォークリフト用リチウムイオン電池の合弁生産会社を設立することで合意したと発表した。需要の拡大を踏まえた取り組みで、欧州・中東・アフリカ(EMEA)市場で販売する。

折半出資の合弁会社キオン・バッテリー・システムズを設立し、BMZの本社所在地であるカールシュタイン・アム・マインに工場を設置する。来年第2四半期(4~6月)から生産を開始。まずはカウンタバランス式フォークリフト用の48ボルト、80ボルト電池を手がける。将来的には小型フォークリフト用の24ボルト電池にも手を広げる予定だ。

電動フォークリフトには従来、鉛蓄電池が用いられてきた。リチウムイオン電池は充電時間が短いうえ、近年は技術が急速に進歩していることから、需要が急速に伸びている。

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